【生命保険】入院日数が短くなっている?
◆病気やケガで入院した場合の入院日数(在院日数)が短くなってきています。厚生労働省の「令和2年 患者調査」によると、退院患者の平均在院日数は32.3日となっています。
このうち、5日以内の短期入院患者の割合は2002年には26.3%だったものが、2014年には34.1%になっています。このように入院日数の短期化が進んでいるのは多くの方がご存じだと思われます。
◆この背景には、
①医療技術の進歩によるもの。内視鏡手術や腹腔鏡手術などの新しい手術方法の確立により手術の際に患者の体にかかる負担が減ってきました。これにより術後の回復が早まっていることが要因です。
②政府の施策によるもの。日本の平均入院日数が世界平均よりもかなり長いこと、高齢者による長期入院で病床数が不足すること、などの理由をもとにして入院日数をできるだけ短期化する施策を打ち出しました。具体的には入院日数が長くなると健康保険から医療機関に支払われる単価を減らすことにより、医療機関が積極的に短期化するような制度になっています。
◆入院日数を支払いの基準においていた従来の「医療保険」や「がん保険」では十分な保障が得らずに家計負担が増えるケースも出てきています。
このため、最新の「医療保険」や「がん保険」では日数や入通院に関係なく「治療」を受けた場合に定額の給付金が支払われる「治療給付型」を基本としたプランが増えてきています。
時流に合わせて保険も変化していますので、ご自身が現在契約している保険が現在の医療事情に則した保障内容となっているかご確認をお勧めします。
◆私ども保険管理事務所ではお客様の現状の契約を無理に切替えるのではなく、今ある契約を最大限生かすことを念頭に不足する保障や無駄な保障の見直しをお手伝いしております。
もちろん、お客様のご要望にお応えするために現契約を新しい契約に切り替える提案をすることもございます。その際にはお客様にとってのメリットとデメリットをしっかりと説明しご理解いただいたうえで勧めています。お気軽にご相談ください。
ご来店の際には事前にお電話にてお知らせください。