【自動車保険】悪質なロードサービス業者に注意!

◆冬場に特有の自動車トラブル

1)バッテリー上がり

  バッテリーは気温が低くなると性能が低下し、冬場はバッテリー上がりによるトラブルが増加します。エンジンが冷えている中でエンジンを始動するときには、エンジン内部のオイルなども低温で固くなっているためセルモーターを回すバッテリーに負荷がかかるようになります。

  JAFの出動理由の第1位がバッテリー上がりで、第2位のタイヤのパンク・バースト・エアー圧不足の件数の2倍以上です。

2)雪道での落輪

  雪道では道路と路肩、側溝などとの境界がわかりにくく、落輪・脱輪が発生しやすくなります。雪の少ない地域では路面凍結などでスリップして落輪・脱輪につながることもあります。自力では脱出が不能となりレッカー車などを要請する必要があります。

3)チェーン装着やスタッドレスタイヤ履き替え

  急に降雪が強くなり慌ててチェーンを付けたり、スタッドレスタイヤへの交換をすることもあります。JAFではタイヤチェーンの脱着はロードサービスで行なっていますが、スタッドレスタイヤの交換はタイヤ販売店や自動車修理工場などで依頼する必要があります。いつ雪が降っても大丈夫なように早めにスタッドレスタイヤに交換しておくことが必要です。

 

◆「ネット広告で見つけたロードサービスの格安業者に作業を依頼したところ、高額な請求を受けた」
まずお伝えします。
事故や故障などでロードサービスが必要になった場合は、ご契約の自動車保険の代理店または保険会社へ連絡のうえロードサービスのご相談をお願いします。

Webで「ロードサービス 至急」などと検索してみると、最近は検索結果の上の方には「スポンサー」「PR」「AD」と表示される広告が出てきます。
これらの多くは悪質業者の広告であったり当該業者のホームページにリンクしています。
そして、それらの多くは不当に高く料金を請求する業者である確率が高いと言えます。

「基本料金格安〇〇円~」とか「最短10分で到着」「〇〇kmまで無料」「初回サービス中」などと弱みにつけこむ、いかにもお得な記載が見られます。

しかしながら、基本料金は現場に駆け付けるだけで、それ以外の作業は別途料金がかかったり、必要のない作業を勝手に追加したり、出動費・作業費・けん引費・緊急対応費・休日出張費・夜間出張費・増員対応費などの費用を上乗せしたり。また、交換する必要のないバッテリーをその場で無理やり売りつけられたりします。バッテリーは車種によってサイズや容量が異なるため、自分のお車に適合しないものを適当に取り付けられることもあります。

1時間たっても到着せずにクレームの電話を入れると「最短は最短であって10分で行ける時もあれば3時間かかる時もある」などと言われたり、納得いかずキャンセルを申し出るとキャンセル不可といわれるか不当に高額なキャンセル費用を請求されることもあります。特に悪質な業者では、後から請求すれば保険金で支払われるからなどと説明してコンビニやATMに連れて行き現金を引き出させるところも。

夜の事故で、悪質業者のレッカー車で勝手に業者指定(業者とグル)の修理工場に運び込まれ、翌日に引き取りに行ったらその修理工場から「保管料」として5万円以上請求された事例もあります。冬場では業者の作業用レッカー車のスタッドレスタイヤ交換の費用(理不尽極まりないですが)を請求してくることもあるとか。(悪質業者にレッカー費用などを支払わされた上で更にぼったくられた事例は数多く!)

◆まずは自動車保険のロードサービス

基本的にどの保険会社でも自動車保険にはロードサービスが付いています。事故や故障などでロードサービスが必要か否か判断が難しいときでも必ず代理店か保険会社に連絡して相談し、悪質業者につかまらないようにしましょう。また、自動車保険のロードサービスでは対応できないものの一部はJAFで対応可能な場合もあります。可能であれば自動車保険のロードサービスに加えてJAFに加入していると安心です。

(文責:白井利典)