【お役立ち情報】自動車保険 値上げの傾向
◆東京海上日動が10月から値上げ
各新聞やネットニュースなどで報道されていますが、東京海上日動火災保険が10月から自動車保険料を平均約8.5%値上げの予定です。
ここ数年は大手4社の損保会社はほぼ1年に1回程度の保険料見直し(値上げ)を行っていましたが、東京海上日動は1月の値上げに続いての値上げとなります。
大手4社の他損保会社は、当社取扱いの損保ジャパンを含めて今のところ明言は避けていますが年度内の値上げを検討しているそうです。
◆値上げの要因は?
大まかにいうと、物価高や人件費増に伴う修理費の高騰、多発する自然災害による保険金支払いの増加などが主な要因です。
修理費の高騰を詳しく見ると、安全装置や安全装備などの義務化により一昔前の車よりも部品点数が多いこと、取付けや調整に手間がかかり人件費がかかること、衝突被害軽減ブレーキ当の安全装置(ソナーなどのセンサー)のエーミング作業が必要となったことなどが挙げられます。
また、自然災害の面では線状降水帯による集中豪雨などで車両の水没事故や流失事故が増えたこと、地球の温暖化の影響で降雹による車両損害が増えたことが主な要因です。特に雹被害については、一度発生すると大型台風による被害並みの損害額が発生すると言われています。
◆今後の傾向
自動車保険は今後の改定により保険料が上がる傾向にあります。
運転者条件(運転者限定や年齢条件)を見直したり、余計な特約を見直したりして保険料を最適に整えることが必要となってきます。
契約の途中でも運転者条件は変更できてそれにより保険料も下げられますので、運転される方の年齢を確認すると良いでしょう。
ブルー免許の方はゴールド免許になることで10%以上の割引が適用されますので、安全運転を心がけることも重要です。
また、個人賠償責任保険や弁護士費用特約などは気づかずにダブって契約していることも多く、このダブりを解消するだけでも保険料の節約になります。これらの特約は自動車保険だけでなく火災保険や傷害保険、共済などで付帯されている場合もあります。ダブりが見つかったら、まずは代理店に相談してみましょう。
満期更新の際に「今までどおりでいいよ!」とか「前年同条件で!」と安易に済ませないで代理店の担当者とよく相談して最適な保険料にしてください。