自動車保険 豆知識(10)~車両保険って必要なの?
◆今まで車両保険を付けたことが無い、というお客様の大半が
「今まで事故を起こしたことがないから」
「俺、運転上手いから」
「近所しか運転しないから」
「短い距離しか乗らないから」
という謎の理由をおっしゃいます。
◆でも・・・
被害事故でも相手が無保険だったら・・・
相手の保険で十分な補償が得られなかったら・・・
新車で買ってまだ1年だから新車で補償して欲しい・・・
買って2年しかたっていないのに、買ったときの5割程度しか賠償してもらえないなんて・・・
運転がうまくても、自然災害(台風・竜巻・水没・高潮)や駐車中の当て逃げ被害があります。
運転がうまくても、走行中の飛び石でフロントガラスが割れることもあります。
運転がうまくても、お車の盗難被害を受けることもあります。
運転がうまくても、出会い頭でぶつけられることもあります。
運転がうまくても、信号待ちで追突されることもあります。
近所だから事故を起こさない、車を傷つけないということはありません。距離や運転時間に関係なく事故は起きます。(自宅から半径2~3kmで大きな事故を起こしてしまうケースは多い)
相手が十分に補償してくれない場合には、手出しのお金で修理したり買い替えたりする必要があります。また、それぞれに責任割合(過失割合)が生じる事故の場合は、自分の過失分は相手から補償されません。
車両保険を付帯していれば、相手からの補償が不足しているときでも、自分自身の保険で補償されます。
たとえ相手が無保険でも。
そして、対物賠償も車両損害も保険で支払われるから、過失割合をあまり気にせずに事故の解決につながるので解決までの期間が短くて済みます。その分、ご自身やご家族の精神的な負担も軽減されます。
大切なお車、大切な財産を守るためには車両保険は不可欠となります。
◆ただし、注意点が一つあります。
車両保険を使うと等級が下がり保険料が上がってしまいますので、使うかどうかは代理店の担当者とご相談のうえでお決めください。
(文責:白井利典)